あの日目にした何か

備忘録の数々。主にレビューと雑感。

THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!

THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!

http://www.idolmaster-anime.jp/

 

先日観てまいりました。

 

強烈にインペクトのあるシナリオというわけでもなく

そこにあったのはある意味予定調和な2時間。

だからこそ安心して観ることができた僕は、

改めてアイマスっていいなぁと純粋に感じることができたのでした。

 

僕は原作をプレイしていないのである意味他のファンと比べたときに

思い入れがあると旨をはって言えるキャラはいません。

 

アニマスを全話見た

アイマス2であずささんプレイして途中のオーディションで詰んだ

・グリマスあんまのめり込めなくて現在放置中

 

といった具合なので、アニマスに限って言及すれば、

エピソードとして真、千早、春香あたりの好感度は高いです。

 

話を映画に戻しましょう。

 

スクリーンの中には僕が感情移入できなかった

グリマスのキャラクターたちがバックダンサーとして登場しました。

彼女たちは物語にアクセントを与えてくれました。

いくつかのレビューに目を通させていただきましたが、

このことが良くも悪くもこの映画の評価に多大な影響を与えているようです。

 

2時間という尺の中で彼女たちの魅力を全て引き出すのは難しいからこそ、

数あるグリマスキャラの中であのメンバーを選択したのはわかりますし、

(というかほかに誰がいたっけ…。)

その厳選されたキャラクターの中でも可奈にスポットライトをあてたのは理解できます。

 

そして、春香と可奈のやり取りを通じて得られる感動、

オリジナルメンバーの信頼関係は揺るがないものになっていたこと、

それらはアニマスを想起させるもので懐かしさを感じさせてくれました。

 

劇場で涙腺が何度も緩んだのはその懐かしさの存在が大きかったように思います。

 

だからこそ、

だからこそ、

「上記で触れたグリマスメンバーの存在が本当に必要だったのか」

その一点に疑問符が残ります。

 

グリマスキャラの導入によって何名かのオリジナルメンバーの存在感すら薄くなってしまった。

 

勿論、グリマスキャラの存在の有無に関わらず、

限られた尺の中でオリジナルメンバー全員を輝かせるのは難しいでしょう。

 

しかし、プロデューサーの存在を大きくしたくなかったのかもしれませんが、

そのイベントを彼女たちだけで紆余曲折しながら乗り越えていく姿を

彼女らの個性を可能な限り引き出すことは本当にできなかったのでしょうか。

 

グリマスに愛着のある方には申し訳ないのですが、

オープニングで流れたムービーがそのことに対する

実現可能性を示唆したように思います。

(「あのムービーを2時間まるまる流しただけでも充分楽しめそう」

 という感想を見たときにそれを感じてしまいました)

 

別に叩こうとしているわけではなく、

改めて述べさせていただきますとあの映画は本当に面白かったですし、

エンディングでスタッフロールを見ながら

左で流れていた写真をほとんど目にしていなかったため、

もう一度劇場へ訪れてもいいと思っております。

 

原作を改めてプレイしてみようと思えただけでも

劇場へ足を運んだ価値は十二分にありました。